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「バグ」、「デバッグ」の語源をご存知ですか?

2008 年 11 月 1 日 | 投稿者: アイテップ株式会社HP管理者 | カテゴリー: ニュース, 注目情報

1984年の4月初め頃の事です。 TIME誌(APRIL 16,1984)のカバーストーリーに「コンピュータ ソフトウェア」と題した記事が「コンピュータの中の魔法使い」という副題で掲載されていました。

ページを繰ってみると、COBOL開発のメンバーであったグレースホッパー女史にまつわる話の中に「バグ」(Bug,プログラムの虫)の話がありました。

仕事柄、せめて「バグ」の言葉のもとになった虫(実際は、蛾です)の写真でも見たく(拝みたく?)現物を保管している米海軍US Naval Surface Weapons Center(Virginia州Dahlgren)へ、半分ほど返事を期待しながら、その旨手紙を出しました。

手紙を出して半年ほど経った師走の初め、クリスマスプレセントの封書が送られてきました。

その中身がここに掲載しました、送付メモとオペレーションログ、それから「バグ」の由来についてのメモです。

内容についてはそのままご覧頂ければよろしいと思いますが、参考までに、少しばかり説明を加えてみました。楽しんでください。

送付メモ

送付メモ

オペレーションログ(US. NAVY PHOTO)

オペレーションログ(US. NAVY PHOTO)

Mark II 出荷前のテスト時の操作記録です。

左側にテスト時間、右の方にその内容と結果の記録があります。

1545(15時45分)の記録として蛾がセロテープで貼り付けられています。

これは、テスト結果が予期したものでなかった為、調べてみたら、この「蛾」がリレーの間に挟まっていて、リレーの接触が悪くコンピュータが誤作動を起こしたことによることがわかりました。

そこで、この「蛾」を取り除くことでコンピュータが正常に作動しました。 その後、関係者の間でこの「蛾」即ち虫を取り除く事を「デバッグ」と呼ぶようになりました。

DEBUGGING A COMPUTER PROGRAM

DEBUGGING A COMPUTER PROGRAM

DEBUGGING A COMPUTER PROGRAM(コンピュータプログラムをデバッグする)

「コンピュータプログラムをデバッグする」という言葉は、実際の虫(訳注:実際は蛾、以下バグと記します)から派生した言葉です。

論理スイッチに使われていた電導式リレーの間にこのバグが挟まっていたため、誤作動を起こしました。

これは、Harvard(1947年)で、Mark II (Aiken リレー計算機)をVirginia州、Dahlgrenの海軍研究所への出荷前のテスト中に起きました。

演算装置のテストをしているとき、予期した結果が出なかったため、順次処理コントロールのパネルを調べていたらリレー番号70の個所にバグが挟まっていました。

オペレータは、これをコンピュータログにセロテープで貼り付け「リレー番号70、パネルF(蛾)がリレーにあり」と記録しました。

更に、オペレータは、コンピュータを「デバッグ」したという言葉を書き加えました。

その後、この事がコンピュータのプログラマーの間で話題として引き継がれ、コンピュータのプログラムをチェックしテストすることが「プログラムをデバッグする」と言われるようになりました。

この言葉が流行りだした後、「バグが実際に最初に見つかった実例」というメモがコンピュータログに書き加えられました。

このコンピュータログは、現在でも、バグはセロテープで貼り付けられたまま、ここVirginia州、Dahlgren戦略システム部門のNaval Surface Weapons Centerのコンピュータ博物館に保管されています。

【訳注】

蛾は、2インチの大きさのもので、真空管を使用していたコンピュータの部屋は蛾にとっても最適の気温で相当の暑さだったことが容易に想像できます。

前述のTIME誌によれば、年度は1945年夏、コンピュータはMark I 、コンピュータログに蛾をテープで貼り付けたのは、グレースホッパー女史で、また、女史は「今後、コンピュータが誤作動をしたときは、バグがコンピュータ に入った」ということにしようと言ったということです。

尚、ホッパー女史は、海軍准将で、1992年85歳で他界しています。

いつの日か、「バグ」の実物を見たいものです。

近くを旅行する機会があったら時間を作って立ち寄ってみたら如何でしょうか。(kh)

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